
身体の芯をつくる
中国における『食べる』ということは、胃袋を満たして満腹感を得ることだけが目的ではありません。
身体に良い食材を日常的に口にすることや、
バランスの取れた美味しい食事することが体調を調整したり、
健康を保つことになると考えられてきました。
食べることは=身体をつくることで
『身体の芯をつくる』につながります。
吉華について
『一輩子 吉華』は店主の明石圭一郎が、2001年、東京の世田谷区で当時人気のあった【中国四川料理 上野毛 吉華】久田大吉氏に師事したことから始まりました。
それから数年の時を久田氏の元で過ごし、本場中国へ修行にむかいました。
当時の中国では、伝統的な料理に重きを置きながらも新しいものを創りだすことに力を注いでいたように私には感じられました。
その理由の一つに、料理を早く提供するためもあったように思います。私がお世話になっていたレストランも現地では普通の規模だったと思いますが、いつも満席で調理場には約50人くらいの料理人がいて、いつも忙しく働いていた記憶があります。
帰国した後は福岡で数年過ごしましたが、再度『上野毛 吉華』にもどることになりました。
そこで私は東京に戻る前に、あらためてもう一度中国見てみたいという想いから再度中国へ行くことを決意。
初めて行った時とは違い、その時は片言で言葉が話せる程度になっていたので数軒のお店で研修をさせてもらいました。
中国を離れて数年しか経っていないのに大きく変化していたことにおどろきました。
新しいものをつくることが良いことだと感じていた私は、その時の料理を見て印象が変わりました。
それは、昔からある手間のかかる伝統的な料理を現代風にアレンジしていたものがいくつも見られたからです。
その時私が感じたのは、『場所や時代は違っても変わらない何か・・・は形を変えても残っていくものだ』と心から想いました。
『一輩子 吉華』では形は変えても変わらない何か・・・を残しなたい。そして、日本で四川料理を広めた陳建民氏の料理を私の師匠である久田大吉氏から教わり、その伝統を守りながら料理していきたいと思っています。
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